HomebrewとGitのインストール(mac)

Homebrewってなに?

Homebrew(ホームブリュー)は、色々なソフトウェアなどの実行ファイルや設定ファイルなど(パッケージ)のインストール作業を一括管理するパッケージ管理システムです。
複数のパッケージの依存関係などを管理し、インストールを円滑に進めるために便利です。
MacにはデフォルトでGitがインストールされているらしいですが、バージョンが少し古いことがありバージョンを簡単に変更できないなどのデメリットがあったり、PCの型によってはGitが入っていない事もあるみたいです。

GitHubを使おうと思ったらPCにGitが入っていなかったという場合のために「Homebrew」を用いてGitをインストールし、Gitのバージョン管理をしやすくする方法を書いていきます。

1. PCにGitがインストールされているかどうかの確認

ターミナルで「git –v」と入力で確認できます。
version 1.23.1などgitのバージョンが表示されたらインストール済みです。

$ git --v

2. Homebrewがインストールされているかどうかの確認

ターミナルで「brew -v」と入力で確認できます。
Homebrew 2.2.6などのバージョンが表示されたらインストール済みです。

$ brew -v

インストールされていなければエラーで「zsh: command not found:brew」みたいな文字が出ます。

3. Homebrewをインストールする

2.で確認してHomeBrewがインストールされていれば飛ばしてOKです。
Homebrew このサイトからインストールのコマンドをコピーして、ターミナルに貼り付けます。

Press RETURN to continue or any other key to abort」と出たらEnter

「Password:」と出たらmacのログインパスワードを入力

「Installation Successful!」と表示されたらインストール完了です。

4. Homebrewのパスを通す

ターミナルに「which brew」と入力すると、Homebrewのパスが表示されます

$ which brew

表示例1: /usr/local/bin/brew

人によって保存される場所が異なる場合があるので表示されるパスが違う事があります。

表示例2: /opt/homebrew/bin/brew

パスの設定

表示されたパスの「brew」の上の階層までを .zshrc に記述します。
例2:パスが /usr/local/bin/brew であれば、次のように設定します。

$ echo 'export PATH="/usr/local/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc

$PATHの部分にbrewが来るようにパスを書く。
例2: /opt/homebrew/bin/brew とパスが表示された場合は、次のように書く

$ echo ‘export PATH=”/opt/homebrew/bin:$PATH”‘ >> ~/.zshrc

設定を反映

次のコマンドで .zshrc を読み込んで設定を反映させます。

$ source ~/.zshrc

動作確認

次のコマンドでHomebrewが正しく動作しているか確認します

$ brew --version

これで、Homebrewのバージョンが表示されれば、パス設定は完了です

5. Gitをインストール

1.で確認してGitがインストールされていれば飛ばしてOKです。

インストール

ターミナルに「brew install git」と書いてインストール

$ brew install git

パスの確認

ターミナルに「which git」と書いてパスを確認する

$ which git

パスの設定

表示されたパスの「git」の上の階層までを .zshrc に記述します。

Homebrewのパスと違う事もあるので注意!
インストールの仕方などで検索して出てくる方法に、書いてるパスとは違う事もあるのでwhich gitで表示されたパスで設定してください。


表示例:パスが /usr/bin/git であれば、次のように設定します。

$ echo 'export PATH="/usr/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc

$PATHの部分にgitが来るようにパスを書く。
例: /usr/bin/git とパスが表示された場合は、次のように書く

$ echo ‘export PATH=”/usr/bin:$PATH”‘ >> ~/.zshrc

設定を反映

次のコマンドで .zshrc を読み込んで設定を反映させます。

$ source ~/.zshrc

動作確認

次のコマンドでGitが正しく動作しているか確認します

$ git --version

Gitのバージョンが表示されれば、パス設定は完了です

6. Gitの初期設定

ターミナルで「自分の名前」「メールアドレス」を入力します

$ git config --global user.name "自分の名前"
$ git config --global user.email "自分のメールアドレス"

これでHomebrewとGitの準備ができたので、GitHub使う準備完了です。

この記事を書いた人

くま

プログラマーhtml・css・JavaScript・jQery・php・WordPressなど勉強中です

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